目次
はじめに
初めましての方ははじめまして。いつも見てくれている方はありがとうございます。
『灰色ギツネは本を読む』の時間です。
早速ですが、今回紹介する作品はこちら!
『魔女と猟犬』です。
まずは何も言わずに以下のPVをご覧ください。
百聞は一見に如かず、私が言を尽くす何百倍も本作の良さが伝わったのではないしょうか?
購入を決めた方はさあどうぞ、お悩みの方はぜひ記事を最後まで読んでいってください。
判断に足るだけの情報は必ず提示いたします。
それでは参りましょう。
『魔女と猟犬』解説
概要


魔女と猟犬
発売日:2020/10/21
ジャンル:ダークファンタジー、おとぎ話、異能力バトル
レーベル:ガガガ文庫
著者:カミツキレイニー(著作:憂鬱なヴィランズ)
イラスト:LAM
出典:https://www.amazon.co.jp
あらすじ
使命は、厄災の魔女たちを味方につけること
農園と鍛冶で栄える小国キャンパスフェロー。そこに暮らす人々は貧しくとも心豊かに暮らしていた。だが、その小国に侵略の戦火が迫りつつあった。闘争と魔法の王国アメリアは、女王アメリアの指揮のもと、多くの魔術師を独占し超常の力をもって領土を拡大し続けていたのだ。
このままではキャンパスフェローは滅びてしまう。そこで領主のバド・グレースは起死回生の奇策に出る。それは、大陸全土に散らばる凶悪な魔女たちを集め、王国アメリアに対抗するというものだった――。時を同じくして、キャンパスフェローの隣国である騎士の国レーヴェにて“鏡の魔女”が拘束されたとの報せが入る。レーヴェの王を誘惑し、王妃の座に就こうとしていた魔女が婚礼の日にその正体を暴かれ、参列者たちを虐殺したのだという。
領主のバドは “鏡の魔女”の身柄を譲り受けるべく、従者たちを引き連れてレーヴェへと旅立つ。その一行の中に、ロロはいた。通称“黒犬”と呼ばれる彼は、ありとあらゆる殺しの技術を叩き込まれ、キャンパスフェローの暗殺者として育てられた少年だった……。まだ誰も見たことのない、壮大かつ凶悪なダークファンタジーがその幕を開ける。
出典:https://www.amazon.co.jp
・舞台は剣と魔法が戦場を支配する中世ファンタジー風世界。
・小国『キャンパスフェロー』は大国『アメリア』により侵略されていた。
・『アメリア』の強みは彼の国にのみ存在する超常能力者『魔術師』。
・『キャンパスフェロー』は強大過ぎる力と凶悪な精神を持つと言われる『魔女』を味方につけ、『アメリア』に対抗するという奇策を考案する。
・隣国に『鏡の魔女』が囚われているという情報を手にした一行は、『魔女』の強奪を画策し、隣国を訪れる。
キャラクター紹介

【ロロ・デュペル】
本作の主人公。通称『黒犬』とも呼ばれる凄腕の暗殺者。自らを『犬』と自称し、主の命令には絶対服従の姿勢を取る。今回の遠征では『鏡の魔女』の強奪を狙い暗躍する。
【鏡の魔女】
国王とその臣下50名以上を惨殺したとして『騎士の国レーヴェ』に捉えられている女性。
魔女と認定され、数日後に火あぶりの刑に処されることが決定されている
【バド・グレース】
鍛冶と鉄鋼の小国『キャンパスフェロー』の最高権力者を務める男。剛毅な性格をしており、迫りくる大国の圧政に対抗するため『厄災の魔女』の力を利用することを提案する。
【テリリウム・グレース】
『キャンパスフェロー』の姫君。14歳。好奇心旺盛かつ気丈な性格で、今回の『魔女』を売買するという『騎士の国レーヴェ』までの遠征にも同行してきた。
【ハートランド・パブロ】
『キャンパスフェロー』の騎士団、『鉄火の騎士団』の団長。方針の違いから暗殺者である『黒犬』とはよく衝突するも、お互い国を思う気持ちは本物。
【カプチノ】
『グレース家』に仕えるメイドの少女。バドやテリリウムからの信頼も厚く、今回の『騎士の国レーヴェ』への遠征にもともに同行している。
※キャラ紹介は公式HPでも行われているのでこちらもぜひ!
感想
一言で言います――面白い!!!!!!!!!!!!!!!
Twitterで表紙をお見かけした時から気になっていたのですが、買って本当に良かったと思うばかりです。
内容的には『滅びかけの小国』と『忌み嫌われる魔女』をメインに据えた、比較的直球のダークファンタジーなのですが、全体が非常に洗練されていてクールな魅力を感じさせます。
そんな魅力を語って聞かせたいところですが、私の表現力ではそれも難しい。
ですので、表紙で惹かれるところがある人はPVと公式HPを見てください。
そこで良いなぁと思ったのならば買って読んでください。
必ずや期待通りの方向性、しかしながら期待を超える高さを見せてくれることでしょう。
迷ったら買え、表紙分だけでも値段以上の価値があると断言できます。
終わりに
以上、いかがだったでしょうか?
既に読まれた方は感想やご意見などをぜひ、ブログのコメント欄もしくは私のTwitterアカウントまでご共有ください。
良作は皆で語り合っていきましょう。
それではまた、次の作品で。
[…] 詳細についてはこちらの記事をご覧ください。 […]